ハマス「去年10月のイスラエルへの奇襲攻撃」初の報告書を公開 民間人被害“何らかの過ち”と主張
イスラム組織「ハマス」は21日、去年10月に行ったイスラエルへの奇襲攻撃に関する初の報告書を公開しました。
民間人の被害をめぐっては「大混乱の中で、何らかの過ちが生じた」と主張しました。
ハマスは21日に公開した報告書の中で、去年10月のイスラエルへの奇襲攻撃は、抑圧に苦しめられてきたパレスチナ人が権利を取り戻すための防衛的な行動だと正当化しました。
拘束中のパレスチナ人を釈放させるためイスラエル軍の拠点を攻撃して兵士を人質として連行することが目的だったとしています。
イスラエル側では多くの民間人を含むおよそ1200人が死亡していますが、民間人の被害をめぐっては、「混乱の中で、何らかの過ちが生じた」と主張しました。
ハマスの戦闘員は規律に従い、子どもや女性などの民間人に危害を加えることを避けていて、こうした事案があったとしても、それは偶発的なものだったと弁明しています。