退院の作業員、72日ぶりに帰宅 チリ落盤
チリの鉱山落盤事故で、救出された33人のうち31人が15日までに検査入院を終えて退院し、72日ぶりの自宅で家族の歓迎を受けた。
作業員の一人、ダリオ・セゴビアさんは15日夕方、車で自宅に戻り、家族や近所の人たちから熱い歓迎を受けた。そして、72日ぶりに自宅に戻った喜びを「幸せです。とてもうれしい」と語った。さらに、日本企業がストレス解消のために送ったというエアパッキン(プチプチ)を、作業員全員が楽しんでいたと明らかにした。また、最後まで頑張れたのは、リーダーのルイス・ウルスアさんが「決してあきらめるな」と作業員を励まし続けたお陰だと語った。
33人の作業員のうち、31人は15日までに退院し、それぞれ自宅などに戻った。残る2人は別の病院に移され、精密検査を受けることになっている。