中国・武特別代表、6か国協議定例化を提案
中国政府で北朝鮮問題を統括する武大偉特別代表が8月から9月にかけて日本、アメリカ、韓国を訪問した際、核問題をめぐる6か国協議を定期的に開くことを提案していたことがわかった。
韓国・外交通商省は25日、武特別代表が8月に韓国を訪問した際、6か国協議を定例化することを提案したことを明らかにした。武特別代表は日米韓訪問に先だって北朝鮮を訪問しており、北朝鮮側にも意向を伝えたとみられる。
6か国協議は約2年も開かれておらず、中国としては定例化することで協議を前に進めたい思惑があるとみられる。ただ、韓国は「中国の提案は協議が再開された後のことで、まずは北朝鮮が核の放棄に向けた真剣な意思を示すべきだ」と慎重な姿勢を示している。