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イラン核問題めぐる協議、20日まで延長か

2014年7月16日 20:46

 イランの核問題をめぐる欧米など6か国とイランの協議は、20日の最終合意期限を延長して協議を続ける公算が高まっている。

 協議は今週、閣僚級に格上げされた後、15日までアメリカとイランの2か国協議が続けられていた。しかし、濃縮ウランの製造規模をどこまで認めるかなどをめぐって依然、隔たりがあり、合意には至っていない。こうした中、イランのザリフ外相は15日の協議後、「有益であれば延長を選択しないわけではない」と述べた。

 アメリカのメディアによると、イラン側はウラン濃縮の規模について譲歩案を提示したとみられる。ケリー長官も「重要な問題でまだ隔たりがある」とする一方、延長するかどうかも含めオバマ大統領などと相談すると述べており、20日の期限を延長し協議を続ける公算が高まっている。