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交渉“ヤマ場”に…TPP日米閣僚級協議

2015年4月20日 11:27
交渉“ヤマ場”に…TPP日米閣僚級協議

 TPP(=環太平洋経済連携協定)をめぐる日本とアメリカの最終日の閣僚級協議が20日午前に始まった。コメと自動車の関税で決着できるのかが最大の焦点となっている。

 最終日の協議を前に甘利経済再生相は、いつになく険しい表情だった。一方、アメリカのフロマン通商代表は穏やかな表情で会場に入った。

 交渉筋によると、20日は夜を徹することも辞さない覚悟で最終日の交渉にのぞむ。焦点はコメと自動車部品の関税に絞られている。主食用のアメリカ産米の輸入枠をどれくらい増やすかをめぐっては、アメリカ側が17.5万トン、日本は5万トンでも厳しいと、かなり隔たりがある。

 また、自動車部品の関税に関しては関税の即時撤廃を求める日本に対し、アメリカ側はカードを小出しに使ってくる状況で、20日は日米で厳しいやりとりが行われるものとみられる。

 今月に行われる日米首脳会談で進展をアピールできるのか、交渉はヤマ場を迎えている。