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米大統領、新核軍縮条約の年内批准に全力

2010年11月14日 14:52

 アメリカ・オバマ大統領は14日午前、横浜市でロシア・メドベージェフ大統領と会談し、ロシアとの間で合意した新たな核軍縮条約の国内手続きに全力を挙げる考えを示した。

 米露両国は核弾頭の削減などを盛り込んだ新たな核軍縮条約で合意しているが、アメリカの中間選挙で与党・民主党が大敗したため、議会での批准が危ぶまれている。会談では、この問題が大きく取り上げられた。

 オバマ大統領が「核軍縮条約が年内に議会で批准されるようにすることが、私の最優先課題だと強調した」と述べたのに対し、メドベージェフ大統領は、安全保障の問題などについて、今後、両国の間で協議を深めたいとする考えを示した。