「警告的な防衛対応だ」ヒズボラ、停戦合意後初めてイスラエル軍の拠点攻撃
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは2日、停戦合意後初めて、国境にあるイスラエル軍の拠点を攻撃したと発表しました。
ヒズボラは2日、「イスラエル側による合意違反が繰り返されている」とした上で、国境にあるイスラエル軍の拠点を攻撃したと発表しました。
ヒズボラによる攻撃は停戦合意後初めてで、「警告的な防衛対応だ」としています。イスラエル軍は、被害はなかったと発表した後、この攻撃への対応として、ヒズボラの拠点などを標的に空爆を行ったことを明らかにしました。
ロイター通信によりますと、少なくとも9人が死亡、3人が負傷したということです。
一方、アメリカ国務省のミラー報道官は「暴力を減らす意味において、おおむね成功している。合意違反については、いま調べている」とのべました。
こうした中、パレスチナ自治区ガザ地区で戦闘を続けているイスラム組織ハマスは2日、拘束している人質のうち、33人が死亡し、複数人が行方不明になっているとする声明を発表しました。声明では、さらに、「侵略を続けることで人質の死者が増える」などとしていて、イスラエル側をけん制しています。