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COP16 来年への結論先送りは確実

2010年12月11日 18:50

 メキシコ・カンクンで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP16」は、13年以降の対策について、結論を来年に先送りして閉幕する見通し。

 COP16では、先進国だけが温室効果ガスの削減義務を負う京都議定書をめぐり、議定書を延長したい途上国と、新たなルールを求める日本など先進国の対立が続いていた。

 最終日の10日、議長は、京都議定書の期限後も削減義務に空白が生じないようするための協議と新しいルール作りを同時に行う合意案を提出した。193か国中のほとんどが賛成する見通しで、来年、南アフリカで開かれる「COP17」への結論先送りは確実となっている。