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国内温室効果ガス排出量 過去最大に

2014年12月4日 17:59
国内温室効果ガス排出量 過去最大に

 環境省は、2013年度に日本国内で排出された温室効果ガスの量の速報値を発表した。火力発電の増加などによって、排出量は、統計開始以降、過去最大となった。

 4日発表された2013年度の日本の温室効果ガス排出量は、13億9500万トンで2012年度に比べて1.6%増加した。これは2007年度に記録した13億9400万トンを超えて、1990年度に統計を取り始めて以降過去最大の排出量。

 増加の原因について環境省は、東日本大震災以降、原子力発電所の運転が停止していることや、公共工事などが増えているためと分析している。その一方で、東日本大震災以降、一般家庭では節電や省エネ機器の利用が浸透していることから、家庭部門の排出量は前年度に比べて0.4%減少した。