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尖閣事件、中国外交白書に「国家主権防衛」

2011年1月12日 15:28

 中国の外交白書に、去年の沖縄・尖閣諸島沖での衝突事件について、「断固たる闘争を展開し、国家主権を防衛した」などと記載されることがわかった。

 これは、香港の新聞「文匯報」が今年出版される中国の外交白書の内容として報じたもの。これによると、日中関係については、尖閣諸島沖での衝突事件に触れ、「日本が不法に、我が漁民や漁船を拘束したことに対して断固として闘い、国家の主権を守った」と記載している。

 一方で、両国の関係は「大きな起伏を経て改善と発展の一歩を踏み出した」とまとめていて、事件をめぐっては日本側に非があるものの、関係は改善されつつあるという認識を示した内容となっている。