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習主席 演説で日中関係改善に前向き姿勢も

2014年12月13日 17:11

 77年前の12月13日は、旧日本軍が多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」が起きた日。中国・南京では、今年初めて国家行事として追悼行事が開かれ、習近平国家主席も出席した。

 国家行事に格上げされて初めてとなった13日の追悼式には、習近平主席らも出席、日本時間午前11時過ぎにサイレンが鳴らされ、黙とうが行われた。このあと習主席が演説し、日本側の歴史認識問題をけん制する一方で、次のように述べた。

 習主席「日中両国民は代々友好を保ち、歴史をかがみとして未来に向け、共に人類の平和のため貢献しなければならない」

 また習主席は「少数の軍国主義者らが侵略戦争を起こしたからといって、その民族を敵視してはならない」とも述べた。

 先月、日中首脳会談を行ったばかりの習主席だが、13日の演説は、日本との関係改善に前向きな姿勢を強調する形となった。