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英政府、4月から民間企業の定年制を撤廃

2011年1月14日 14:50

 大規模な財政赤字に悩むイギリスで13日、定年制の撤廃が決まった。

 これはイギリス政府が13日に発表したもので、「65歳」としている民間企業の定年制を今年4月から廃止する。これにより、今後、企業は年齢を理由に退職させることができなくなる。イギリスでは、財政再建のための大幅な予算削減に伴い、年金の受給年齢が68歳に引き上げられることになっていて、収入がない期間をつくらないよう定年をなくすことにしたもの。

 今回の措置をめぐっては、「若者の機会を奪う」と反対の声も上がっているが、政府は「給与を得れば消費も増え、税収も増える」と経済効果を強調している。