【大会13日目】初出場のレスリング日下尚が金メダルを獲得 須崎優衣が意地の銅メダル メダル数は30個超え
◇パリオリンピック2024(大会13日目=日本時間7日、8日)
大会13日目、日本はレスリングの日下尚選手が金メダル、須崎優衣選手が銅メダルを獲得しました。
■初出場の日下尚が金メダル 40年ぶりの金メダルから2日連続の快挙
レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級の1回戦、2回戦と圧倒的な力を見せ、準決勝では2年前に敗れた相手に3-1で勝利を収めた日下尚選手。
決勝ではカザフスタンのデメウ・ジャドラエフ選手と対戦しました。
第1ピリオド、先制ポイントを奪われると、さらに消極的とみなされ1点を奪われた日下選手。しかし、第2ピリオド、タックルで相手を制し、スタンド状態からの投げ技で一気に4点を獲得し逆転に成功。さらに1点を追加した日下選手が5対2で勝利し金メダルを獲得しました。
グレコローマンスタイルでは、前日に文田健一郎選手が40年ぶりの金メダルを獲得しましたが、2日連続の快挙となりました。
■須崎優衣がまさかの敗退から意地の銅メダル獲得
東京オリンピックで金メダルを獲得し連覇を目指したパリオリンピックに臨んだレスリング女子50キロ級の須崎優衣選手。
しかし、初戦でインドのビネシュ選手にまさかの敗退。連覇とはなりませんでした。それでも銅メダルを目指し3位決定戦のマットに立った須崎選手はウクライナのオクサナ・リバチ選手と対戦しました。
第1ピリオドの序盤から積極的に攻め、バックをとり先制点を奪うと、終盤には足をとり、ローリングまでつなげ追加点を奪うなど8点を取ります。
さらに第2ピリオド、開始直後にバックをとり2点を加えた須崎選手。10対0で相手を圧倒し銅メダルを獲得しました。
この日、金メダル1個と銅メダル1個を獲得した日本は、合計のメダル数が31個(金12個、銀6個、銅13個)となり、金メダルの個数が最も評価される「メダルランキング」は、7位をキープしています。
▽メダルランキング(大会13日目終了時点)
1位 アメリカ(金27・銀35・銅32)
2位 中国(金25・銀23・銅17)
3位 オーストラリア(金18・銀12・銅11)
4位 フランス(金13・銀17・銅21)
5位 イギリス(金12・銀17・銅20)
6位 韓国(金12・銀8・銅7)
7位 日本(金12・銀6・銅13)
8位 イタリア(金9・銀10・銅8)
9位 オランダ(金9・銀5・銅6)
10位 ドイツ(金8・銀5・銅5)