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IAEA事務局長 情勢把握のため来日へ

2011年3月17日 5:29

 福島第一原子力発電所の事故を受け、IAEA(=国際原子力機関)・天野事務局長は16日、迅速な情勢把握のため、17日に日本に向かうことを明らかにした。

 天野事務局長は「最新の情報を入手するため、17日、日本に向かいます」と述べ、自らが日本に出向くことで支援態勢のスピードアップを図ると説明した。同時に、約5人の専門家からなる支援チームも先遣隊として派遣される。

 天野事務局長は「支援は、放射線量の計測と、被ばくに関する医療支援から始める」としている。また、「日本政府高官とのトップ会談で、活動の枠組みを速やかに取り決めたい」と話している。

 急きょ日本行きを決めた背景には、加盟国の中から「情報が少ない」と不満の声が上がっていることがある。