反政府勢力、東部の要衝を奪還 リビア
リビア・カダフィ政権打倒を目指す反政府勢力は26日、東部の要衝の町・アジュダビヤを奪還した。多国籍軍による空爆開始後、反政府側が拠点を奪い返したのは初めて。
アジュダビヤでは26日、抵抗を続けていたカダフィ政権軍が撤退し、反政府勢力が市内を制圧した。イギリスなど多国籍軍はここ数日、アジュダビヤ周辺のカダフィ政権軍の戦車などに空爆を繰り返しており、反政府勢力の進撃を後押しした形。
反政府勢力は今後、カダフィ政権が支配するリビア中部へ進撃する構えだが、一帯には石油関連施設が集中しており、激しい攻防が予想される。