反政府勢力が大統領宮殿を攻撃 イエメン
中東・イエメンで19日、反政府勢力が大統領宮殿近くなどで政府軍と交戦し、少なくとも5人が死亡した。
ロイター通信などによると、イエメンの首都サヌアで19日、イスラム教シーア派系のザイード派勢力が大統領宮殿を標的に攻撃を仕掛けた。宮殿付近では政府軍との間で戦闘が発生し、少なくとも5人が死亡したという。また、ザイード派勢力は国営テレビなどを制圧、イエメンの情報相は「クーデターのたくらみだ」と述べている。
イエメンでは去年からザイード派勢力が反政府活動を活発化、首都サヌアでも実効支配を強めていて、政府側との対立が続いている。