暴走車事件受け…中国公安省「混雑エリアのパトロール強化」の方針示す
中国・広東省で暴走した車が大勢の人をはね35人が死亡した事件をうけ、中国の公安省は「混雑したエリアのパトロールを強化する」などの方針を示しました。
広東省珠海市で11日、暴走した車が大勢をはね35人が死亡した事件をうけ、日本の警察庁にあたる中国の公安省は13日、北京で会議をひらき、「極めて悪質な事故だ」と強調し早期の真相解明に向け捜査するとともに、法に基づき犯人を厳罰に処する方針を示しました。
また、人が多く集まる混雑したエリアのパトロールを強化するとし、家族間や近隣住民の紛争など、事件につながりかねないトラブルには、解決にむけて積極的に取り組む指針も示しています。
一方、広東省深セン市の公安局は「車両暴走事故」に遭遇した際の対処法について啓発動画を投稿しました。
建築物や樹木などで身体を隠すことができない場合は、洋服や卵、小麦粉をフロントガラスに投げることで、運転手の視界を遮ることが有効だと呼びかけています。
中国では各地で無差別殺傷事件が相次いでいて、中国政府は神経をとがらせています。