AP通信が「半径20キロ圏内の住人」取材
福島第一原子力発電所から20キロ圏内は避難指示が出されているが、これを拒否して地元にとどまっている住民もいる。「AP通信」がこの住民に話を聞いた。
AP通信が取材したのは、福島第一原発から20キロ圏内にある福島・富岡町。町全体に避難指示が出されていて、ほとんどの住民が避難しているが、農業を営むマツムラ・ナオトさんは地元にとどまっている。
マツムラさんは「人生3分の2生きたから、あと3分の1、15年でも10年でも構わない。遠くへ行って死んだら面白くない。一人でいいから、ここで最後に死ぬ」と話した。
AP通信によると、マツムラさんは、飼っている牛に与える餌もなくなったため、辺りの草木を食べられるように牛を放し飼いにしているという。