北京五輪マラソン金のワンジル選手が転落死
北京オリンピックの男子マラソン金メダリストでケニアのサムエル・ワンジル選手(24)が15日、自宅のバルコニーから転落し、死亡した。警察は、自殺の可能性も含めて調べている。
ロイター通信によると、ワンジル選手は15日深夜、ケニア・ナイロビ近郊にある自宅のバルコニーから転落し、その後、病院で死亡が確認された。警察によると、ワンジル選手は、転落する前に寝室に女性といるところを妻に目撃されていた。その後、怒った妻が家を飛び出した際、ワンジル選手がバルコニーを乗り越えるところを見たという。警察は、事故か自殺か断定はできないとした上で、女性関係のもつれが関係している可能性もあるとみて、妻と、一緒にいた女性から事情を聴いている。
ワンジル選手は02年に宮城県の仙台育英高校に陸上留学をし、その後、「トヨタ自動車九州」に入社。北京オリンピックの男子マラソンでは金メダルを獲得した。