福島第一原発事故「ロシア領海は汚染なし」
ロシア非常事態省などは26日、福島第一原子力発電所の事故で、太平洋のロシア領海やその周辺海域は放射性物質で汚染されていないと発表した。
ロシア非常事態省などは4月22日から約1か月間、特殊な調査船を千島列島やカムチャツカ半島などに派遣し、福島第一原発の事故による海洋汚染の実態調査を行った。その結果、太平洋のロシア領海やその周辺海域では、放射性物質について異常などは確認されなかったという。また、空気中の放射線量も通常値の範囲内だった。
この結果を受けて、ロシア原子力公社・キリエンコ社長は「福島第一原発の事故はロシアにとっての脅威ではない」と発言している。
非常事態省などは、調査の第2弾を8月にも実施する予定。