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岩手県の「平泉」 世界文化遺産に登録決定

2011年6月26日 1:35

 フランス・パリで開かれている国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は日本時間26日午前1時前、岩手県の「平泉」を世界文化遺産に登録することを決めた。

 世界遺産委員会は日本時間25日夜、平泉を世界文化遺産に登録するかどうかの審査を行った。平泉は、12世紀に奥州藤原氏が仏教の浄土思想に基づいて独自の黄金文化を築いた拠点。中尊寺を中心とする寺院や庭園が浄土を表すものとして高く評価され、登録が決まった。平泉は、08年の世界遺産委員会では登録が見送られ、今回が再挑戦だった。24日の「小笠原諸島」に続くダブル登録で、国内の世界遺産はこれで16件となる。

 地元では、東日本大震災の影響で観光客が激減していただけに、明るい話題となりそうだ。