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黒い布に包まれ…イエメンで女性たちがデモ

2011年6月26日 13:15

 反政府デモが続く中東・イエメンで25日、女性によるデモが行われ、民主化と同時に教育など生活向上を訴えて練り歩いた。

 首都・サヌアでは25日、大勢の女性が街頭に繰り出し、「人間の鎖」となった男性たちに守られる形でデモ行進を行った。女性らは顔の目の部分と手以外の全身を黒い布に包まれたまま練り歩き、30年以上独裁を続けてきたサレハ大統領の退陣を求め、制限のない選挙を行うよう訴えた。また、「教師はいないし、カリキュラムもない。教育は破綻している」などとプラカードを掲げ、教育制度改革を訴える参加者もいた。

 イエメンでは、周辺国の民主化の影響を受けて2月から反政府デモが続いていて、反政府勢力と政府軍の戦闘も激化し、内戦状態に陥る懸念も指摘されている。