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1年7か月ぶり、米朝直接協議始まる

2011年7月29日 6:45
1年7か月ぶり、米朝直接協議始まる

 核問題などを話し合うアメリカと北朝鮮の高官協議が28日、アメリカ・ニューヨークで始まった。米朝の直接協議は1年7か月ぶり。

 会場となった国連のアメリカ代表部では、北朝鮮問題を担当するボズワース特別代表が北朝鮮・金桂官第1外務次官を自ら出迎え、固い握手を交わした。

 協議は2日にわたって行われ、初日の午前の協議後、金次官は記者団に対し、「(Q協議の雰囲気は?)良い雰囲気でした。建設的で興味深い話し合いができました」と笑顔で答えた。北朝鮮は、今回の協議をアメリカとの関係改善につなげたい意向。

 一方、アメリカは6か国協議の再開に向けてウラン濃縮活動の停止など非核化のための具体的措置を取るよう迫るとみられ、北朝鮮の対応が注目される。