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対立深まる米朝、シンガポールで非公式協議

2015年1月18日 21:50

 アメリカと北朝鮮は18日、シンガポールで非公式の協議を行った。サイバー攻撃問題で対立が深まる米朝関係について話し合われたものとみられる。

 米朝の非公式協議は18日、シンガポールで行われ北朝鮮からは6か国協議で首席代表を務める李容浩外務次官らが、アメリカからは北朝鮮担当特別代表を務めたボズワース氏らが出席した。

 ソニーの子会社へのサイバー攻撃問題を受け、アメリカが北朝鮮への制裁を強める中、北朝鮮は今月上旬、韓国との軍事演習を中断すれば核実験を中止するとアメリカに提案。今回の協議で、李次官はアメリカが提案に応じるべきとの立場を伝えたものとみられる。ただ、アメリカ政府は提案を受け入れないと表明していて、今回の協議が米朝の本格的な対話再開につながるかは不透明。