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米国務長官、スー・チーさんと会談

2011年12月2日 8:02

 アメリカの外交トップとして56年ぶりにミャンマーを訪問しているクリントン国務長官は1日、首都・ネピドーでテイン・セイン大統領と会談し、関係改善への強い意欲を示した。会談後、クリントン長官はヤンゴンで民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんと非公式に会い、夕食を共にした。2日に正式に会談し、民主化について意見交換する予定。

 テイン・セイン大統領は会談で「歴史的訪問を歓迎する」と述べ、関係改善への期待感を示した。会談後に記者会見したクリントン長官は、軍事政権から3月に民政に移管して以降、政府がスー・チーさんと対話を行うなど改革へ向けた取り組みを進めていることについて「勇気づけられた」と評価した。その上で、政治犯全員の釈放など、より一層の民主化を求めた。

 また、クリントン長官は、経済制裁について、ミャンマーが真の改革を続けていくのであれば制裁を緩和することも検討しているとした他、20年ぶりに大使を派遣することを表明するなど関係改善に強い意欲を示した。