中国内陸部・甘粛省で18日夜に発生した大地震で、これまでに合わせて134人が死亡し、多数のけが人が出ています。被災地では電気や水道が徐々に復旧しつつありますが、厳しい寒さが救助の妨げになっています。

中国内陸部で18日夜に発生した地震では、これまでに甘粛省で113人が死亡し、782人がケガをしたほか、隣接する青海省でも21人が死亡しました。

被害の大きかった農村地帯では、外壁は完全に崩れ落ちている状況です。がれきやレンガなども散乱している状況です。

住人男性
「今は住むところがない」「今、最も重要なのは、寒いので家屋の補修などをすること。復旧できれば、家で寝泊まりできる」

現地では、水道や電気は徐々に復旧しているものの、建物に大きな被害が出ていて、甘粛省では損壊した建物が20万棟以上に上っています。

現地では、自宅を失った住民のためにテントなどの設置が進められていますが、天気予報によると、21日も最低気温がマイナス15度の厳しい寒さに見舞われる見通しです。