イランの核兵器開発疑惑を受けて、ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）は２３日、外相会議を開き、イラン産原油の輸入を禁止するという制裁措置を決めた。この決定を受けて、アメリカのクリントン国務長官とガイトナー財務長官は共同で、「ＥＵの決定は、イランへの圧力を強める力強い一歩となる」との声明を発表した。

　その上で、イランが核兵器の開発を断念しない限り、追加制裁も辞さない考えを強調した。

　一方、ロシア・ラブロフ外相は「一方的な制裁で問題を解決することはできない」として、話し合いで問題を解決するよう訴えた。