英・ジョンソン元首相 ロックダウン中のパーティー“虚偽”発言めぐり議会で聴取受ける “政治生命危機”報道も
イギリスのジョンソン元首相は、22日、ロックダウン中に首相官邸で開かれていたパーティーをめぐり、「新型コロナ対策の規制に従ってきた」などと述べたこれまでの発言が虚偽だったとして、議会で聴取を受けました。
ジョンソン元首相「私の(議会での)発言は、私が当時知っていたこと、信じていたことに基づくものです」
ジョンソン元首相は、このように述べた上で、「議会で虚偽の発言はしていない」と主張しました。
ジョンソン氏をめぐっては、2020年、ロックダウンで屋内での集会が禁止される中、首相官邸で自身の「誕生日パーティー」を開いていたことなどで批判を浴び、当時、議会で追及された際、「新型コロナ対策の規制に従ってきた」と述べていました。
その後、ジョンソン氏は、新型コロナ対策の規制違反で罰金を科されていて、イギリス議会は、ジョンソン氏を、虚偽の発言によって議会を侮辱した疑いで、調査しています。
調査を担当する特権委員会は、今後、処分などについて勧告する見込みで、「登院停止」の処分となる可能性もあることから、イギリスメディアは「彼の政治生命が絶たれる可能性がある」としています。