ロシア“公務員が優先して購入すべき”車のリスト公表 国内企業育成する狙いか
ロシア産業貿易省は、公務員が優先して購入すべき車のリストを公表しました。西側諸国の制裁に対抗して、国内企業を育成するための措置と見られます。
ロシアメディアによりますと、産業貿易省は20日、「公務員に優先的購入を推奨する車のリスト」を公表しました。
リストでは、日本円でおよそ110万円程度の大衆車「ラーダ」など国産メーカー5社のブランドが紹介されています。また、関係を深める中国の長城汽車社「ハーバル」も、外国車として唯一掲載されました。西側諸国の制裁で、外国車が輸入しにくくなる中、国内の企業を育成する狙いがあるとみられます。
プーチン大統領も8月、「公務員は国産車に乗るべき」と発言していました。
プーチン大統領自身は、国産高級車の「アウルス」を公用車として使っていて、9月にロシアを訪れた北朝鮮の金正恩総書記に車内をみせる様子なども報じられました。