中国、台湾産マンゴー輸入の一時停止を発表 「国際的な貿易ルールに違反」と台湾は反発
中国政府は、台湾産マンゴーの輸入を21日から一時停止すると発表しました。台湾政府は、「国際的な貿易ルールに違反している」と反発しています。
中国政府は、台湾から輸入したマンゴーで害虫が検出されたとして、21日から輸入を一時停止すると発表しました。台湾側に対し、検疫体制を改善するよう要求したということです。これに対し台湾政府は、「中国が国際的なルールに違反し、科学的な話し合いもなく、一方的に貿易の停止を繰り返している」と反発しています。
中国は、同様の理由で2021年から、台湾産のパイナップルも輸入を禁止しています。
台湾でことし生産されたマンゴーのうち、中国本土へ輸出されたのはおよそ0.5パーセントで、台湾政府は、「輸入停止が与える影響は限定的だ」としています。