中国 日本からの水産物輸入総額3割減…輸入規制強めた影響か
中国が先月、日本から輸入した水産物の総額が、前の月に比べて3割減っていたことが明らかになりました。福島第一原発の処理水の放出に反発する中国が、輸入規制を強めた影響とみられます。
中国の税関当局が18日に公表したデータによりますと、中国が先月、日本から輸入した水産物の総額は2億3451万元、日本円でおよそ47億円でした。これは6月に比べて33.7%の減少となります。
中国当局は日本の福島第一原発の処理水の放出計画に強く反発し、先月7日に、「事態の推移をみながらあらゆる措置を取る」との談話を発表した直後から、日本からの水産物に対する検査が強化されました。こうした中国側の措置が影響したものとみられます。