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日米韓首脳“安全保障”中心に連携強化 “前のめり”の米の思惑は…

2023年8月19日 11:58
日米韓首脳“安全保障”中心に連携強化 “前のめり”の米の思惑は…

アメリカで行われた日米韓首脳会談で、3か国の首脳は中国や北朝鮮の動きに対応するため、安全保障面を中心に連携の強化を確認しました。ワシントンから中継です。

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3首脳は「日米韓パートナーシップの新時代」を宣言し、3か国の協力を北朝鮮対応だけでなく、インド太平洋地域全体の平和と安定を強化する枠組みとして打ち出しました。

会談後には、中・長期的な協力の指針となる「キャンプ・デービッド原則」や、共同声明が発表されました。今後、少なくとも年に1回、首脳会談を開催することや、中国や北朝鮮を意識した3か国の共同訓練を毎年実施すること、北朝鮮のミサイル発射情報の即時共有などが盛り込まれています。

大統領の別荘「キャンプ・デービッド」に政権発足後、初めて岸田首相と韓国の尹錫悦大統領を招いたバイデン大統領は、日韓関係の改善を主導した2人をたたえる発言が目立ちました。

アメリカ・バイデン大統領「この成果は2人のリーダーシップと、アメリカの全面的支持によるものだ」

ある日米外交筋は、「アメリカは、日米韓の連携をもう後戻りさせたくないという思いが強く、今回は全体的に前のめりだと感じた」と話します。

一方で、岸田首相は支持率の低下、バイデン大統領は来年の大統領選、尹大統領は日韓関係改善への韓国世論の反発など、国内に“リスク”も抱えています。

今後は、3首脳それぞれが内政の課題をどう乗り越えるかもポイントになってきそうです。