中国当局 日本からの輸入停止食品を販売した業者に行政処分
福島第一原発の事故の後、中国が輸入停止を続けている日本の食品を販売したとして、中国当局が食品販売業者に行政処分を下していたことが分かりました。
中国メディアによりますと、浙江省の食品販売業者が福島や長野、埼玉で生産したチョコレートやグミなどを仕入れて販売したとして、先月7日付で地元当局に食品を没収され、改善命令が下されたということです。
中国は2011年の福島第一原発の事故後、福島や宮城など10都県からのすべての食品輸入を停止しています。また、広東省の別の業者は今年5月、輸入停止の対象となっている日本産の菓子や飲料を販売したとして、1万元(日本円で約20万円)の罰金が科されました。
日本政府は今月下旬にも処理水を海に放出する方向で検討していて、実際に放出されれば日本からの輸入規制がさらに厳しくなる恐れがあります。