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ホワイトハウスからコカイン 容疑者特定できないまま捜査終了

2023年7月14日 1:46
ホワイトハウスからコカイン 容疑者特定できないまま捜査終了

アメリカのホワイトハウスで違法薬物のコカインが見つかった問題で、アメリカメディアは13日、大統領を警護するシークレットサービスが、容疑者を特定できないまま捜査を終了したと報じました。

この問題は、今月2日にホワイトハウスの大統領執務室などがある西棟(ウエスト・ウイング)でコカインが見つかったものです。バイデン大統領は不在でしたが、ホワイトハウスの一部が一時閉鎖される事態となりました。

捜査が続けられていましたが、アメリカメディアは13日、大統領を警護するシークレットサービスが、容疑者を特定できないまま捜査を終了したと報じました。

コカインの粉末が入っていた袋をFBI(=連邦捜査局)が検査したものの、容疑者特定につながる指紋やDNAは検出されなかったとしています。

発見場所は見学者らが電子機器などの持ち物を預ける人通りの多い場所で、NBCテレビは、「数百人はいる訪問者の誰かの物だという説が有力だ」とする捜査関係者の見方を伝えています。

ただ野党・共和党は、トランプ前大統領がSNSで、過去に薬物を使用していたバイデン大統領の二男・ハンター氏の関与を疑う投稿をするなど、この問題をバイデン政権への攻撃材料に使っています。