違法薬物などの密輸を水際で取り締まる東京税関の新しいトップが就任会見を行い、「厳格な水際での取り締まりに精いっぱい努めてまいります」と抱負を語りました。

東京税関の第62代税関長に就任した源新英明氏（58）は、10日午後、就任会見を開き、「東京税関は成田空港と羽田空港という2大空港を抱えるとともに日本一のコンテナ取扱量を誇る東京港に本拠を構える日本の税関行政をリードする税関」とした上で、「その第62代税関長として仕事ができるということを大変光栄に思うとともに、職責の重さに身の引き締まる思いだ」と話しました。

源新税関長は税関の重要な使命の一つとして違法薬物などの密輸を水際で阻止することに言及。新型コロナウイルスによる入国制限が大幅に緩和されて以降、航空旅客による密輸入が増加したり、航空貨物などによる密輸入の摘発が続いたりしているなど「深刻な状況が続いている」として、「東京税関長として、国民のみなさまが安心安全に生活できるよう厳格な水際での取り締まりに精いっぱい努めてまいります」と意気込みを語りました。