対面での停戦協議始まる ウクライナ“中立化”は…
ウクライナ軍とロシア軍の攻防が激しさを増すなか、およそ3週間ぶりに両国代表団の対面での停戦協議が行われています。
停戦協議は、トルコのイスタンブールで日本時間の29日午後4時ごろから始まり、現在も続いているとみられます。
ウクライナメディアによりますと、ウクライナの代表団は途中経過を報告し、「ウクライナの安全を国際的に保障する合意があってこそ、戦争を終わらせることができる」と述べました。
ロイター通信によりますと、今回の協議には、これまでも非公式の停戦に関わる交渉に参加し、その後、毒物による中毒症状が出たとも報じられているロシアの実業家・アブラモビッチ氏も参加しています。
停戦協議は2日間にわたって行われる予定で、ロシアが求める「ウクライナの中立化」などで妥協点を見いだせるかが焦点です。
ロシアのインタファクス通信は情報筋の話として、今回の停戦協議では、ウクライナの中立化について両国が合意文書や宣言を出すべく議論していると報じています。
首都キーウの攻略が思うように進まず、軍事作戦の方針を事実上転換したとも伝えられるロシアが、一定の譲歩を示すかが注目されます。