英国政府、ドイツの製薬会社と「がんワクチン」共同研究で合意
イギリス政府は6日、ドイツの製薬会社ビオンテック社と、がん治療に使うワクチンの研究を共同で進めることで合意しました。政府が「がんワクチン」の共同研究に合意するのは、イギリスが世界初だということです。
イギリス政府は6日、ドイツの製薬会社ビオンテック社と、新型コロナウイルスのワクチンで実用化された「mRNAワクチン」の技術をがん治療などに使うために、共同で研究を進めることで合意しました。
「mRNAワクチン」の技術による「がんワクチン」に関して、政府が共同研究に合意するのは、イギリスが世界初だということです。
イギリス政府は、「がんワクチン」の開発に成功した場合、がんの標準的な治療の一部になる可能性があるとしています。
早ければ今秋からがん患者向けの臨床試験を開始する予定で、「がんワクチン」による治療の効果だけではなく、再発防止の効果も検証するということです。