イラン当局 「ヒジャブ」未着用の女性特定のため監視カメラ設置へ
中東イランの当局は、8日、髪を覆うスカーフの「ヒジャブ」を着用しない女性を特定して罰するために、公共の場所や、大通りなどに監視カメラを設置すると発表しました。
ロイター通信によりますと、イラン当局は、8日、声明を出し、髪を覆うスカーフの「ヒジャブ」を着用しない女性を特定して罰するために、公共の場所や、大通りなどに監視カメラを設置すると発表しました。
また、監視カメラでの特定後に、「ヒジャブ」を着用していない女性に対して、携帯電話のメッセージなどを通じて警告文を送るとしています。
イランでは、去年9月、「ヒジャブ」の着用が不適切だとして警察に拘束された女性が死亡したことをきっかけに、大規模な抗議デモが相次ぎました。
いまも一部の女性たちは「ヒジャブ」を着用しないまま外出を続けていて、当局は、監視カメラの設置などで規制を強める構えです。