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サウジとイランが北京で外相会談 さらなる関係強化を確認

2023年4月6日 22:42

先月、7年ぶりとなる外交関係を修復したばかりのサウジアラビアとイランの外相が中国・北京で会談し、関係強化をさらに進めることを確認しました。

サウジアラビアのファイサル外相とイランのアブドラヒアン外相は6日に北京市内で会談し、共同声明を発表しました。中東の衛星テレビ『アルジャジーラ』によりますと、両外相はこの中で、大使館の再開や互いのビザ発給などに向けて調整を進めることを確認しました。

また、中国外務省によりますと、中国の秦剛外相も同席したということです。

サウジアラビアとイランはおよそ7年にわたり断交状態が続きましたが、先月、中国の仲介で外交関係の正常化に合意し、今回の外相会談の実現につながりました。

中国外務省は6日の会見で、「仲介としての役割を積極的に発揮し、中東地域の安全、安定、発展促進のため、中国の知恵と力をささげたい」と述べ、引き続き仲介役としてサウジアラビアとイランの関係進展を後押しする考えを強調しました。

長年対立してきた両国による外相会談が再び中国の仲介で行われたことで、改めて中東外交での存在感をアメリカなどに誇示したかたちです。