防衛大で入校式 女性入校者は過去最多、初の100人超え 受験者数は減少傾向も
将来の幹部自衛官を養成する防衛大学校で、入校式が行われました。ことしは女性の入校者が初めて100人を超え、過去最多となりました。
防衛大学校にはことし、103人の女性を含む522人の学生が入校しました。女性が100人を超えるのは初めてで過去最多となりました。
井野防衛副大臣「自衛隊全体でも女性が増え、性別を問わず活躍できる環境となっていることを改めて認識し、性別を問わず互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、これからの学生生活を送ってください」
井野副大臣はまた「世界が今、一部の国による国際秩序への挑戦にさらされている」「自らの身を守るために必要な防衛力の抜本的強化を急がなければならない」と強調しました。
自衛隊では人材の確保が大きな課題となっています。防衛大学校の受験者数も減少傾向にあり、ことし入校した学生の一般採用試験の受験者数は過去10年で最も少ない8547人でした。