ロシア「妥当性を確認する情報がない」領空侵犯を事実上否定
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ロシア外務省は2日、ロシア軍の領空侵犯を受けた日本側からの抗議をめぐり、「妥当性を確認する情報がない」と述べ、領空侵犯を事実上否定しました。
ロシア外務省のザハロワ報道官は2日の会見で、ロシア軍の哨戒機が領空を侵犯したとする先月の日本側からの抗議について、「妥当性を確認する情報がない」として、抗議を退けたと明らかにしました。
領空侵犯を事実上否定した形で、「政治問題化することは日本にとって逆効果だ」として、適切な権限のある防衛当局間で議論すべきだと主張しました。
日本の防衛省によりますと、ロシア軍の哨戒機1機は先月23日、北海道の礼文島北方の日本の領海上空で、3度にわたって領空を侵犯し、自衛隊の戦闘機が強い光や熱を放つフレアによる警告を実施していました。