NBCテレビによりますと、中西部ウィスコンシン州で行われた上院議員選挙で、野党・共和党現職のジョンソン候補の当選が確実になりました。

ジョンソン候補は、トランプ前大統領の推薦を受けた“トランプ派”の候補で、3期目となります。

ウィスコンシン州では、インフレや高い犯罪率に有権者の関心が集まり、ジョンソン候補は、州副知事を務める与党・民主党のバーンズ候補への批判を強めて、序盤の劣勢を逆転しました。

ウィスコンシン州は、大統領選挙でも勝敗のカギを握る「ラストベルト（錆びついた工業地帯）」の一角で、2020年の選挙でもバイデン大統領がわずか1ポイント差で勝利した州です。

民主党としては、最終盤の先月29日、オバマ元大統領も応援に投入して、巻き返しを図りましたが、及びませんでした。