米中間選挙“開票作業”進む 接戦州オハイオで共和党・トランプ派の候補が当選確実
アメリカ・バイデン政権の今後を大きく左右する中間選挙は、全米各地で開票作業が順次進められています。現地から最新の情勢を伝えてもらいます。
開票は順調に進んでいます。NBCによりますと、先ほど、接戦州のオハイオ州で、野党・共和党のトランプ派の候補が当選確実となりました。
NBCによりますと、日本時間9日午後1時20分現在、上院では、非改選も含めて、与党・民主党が45議席、野党・共和党が46議席を、下院では民主党が107議席、共和党が170議席を確保する見通しとなっています。
そしてフロリダ州にある自宅「マル・ア・ラーゴ」で、開票を見守るパーティーを開いている共和党のトランプ前大統領ですが、日本時間午後0時すぎに会場に現れ、5分ほどの短い演説を行いました。
トランプ前大統領「現段階で我々(トランプ派)は80勝3敗だ。素晴らしいだろう?我々は予備選よりも本選に強い。面白いだろう?」
トランプ氏は、自身が推薦する「トランプ派」の候補者の多くがリードしているとアピールしました。演説後は写真撮影に応じ、その後も会場に残って食事をとっています。
一方でトランプ氏は自身のSNSに、選挙の不正が起きていると主張する動画を投稿しています。
トランプ前大統領「アリゾナ州マリコパ郡の皆さん、投票所から離れないで欲しい。投票集計機が動かないそうだ」
トランプ氏は、上院選の激戦州アリゾナ州やペンシルベニア州などで「選挙が盗まれようとしている」などと訴えていますが、アメリカメディアは、「根拠がない」と指摘しています。
一方のバイデン大統領は、終日ホワイトハウスで過ごし、当選確実となった与党・民主党の候補者らに祝福の電話をかけているということです。