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北朝鮮、“ミサイル”発射続ける~朝鮮新報

2012年4月16日 22:13

 北朝鮮は、事実上の弾道ミサイルの発射となる「人工衛星の打ち上げ」を今後も続ける姿勢を示した。発射の失敗後、計画に言及するのは初めて。

 これは、在日朝鮮人団体の機関紙「朝鮮新報」が北朝鮮の宇宙開発当局の話として伝えたもの。それによると、今回の事実上のミサイル発射は「今年から始めた宇宙開発の5か年計画の最初の段階の事業だ」ということで、「衛星の軌道への進入が失敗したからといって、科学者や技術者が座り込むことはない」と述べ、失敗が深刻なものではないことを印象づけている。

 宇宙開発の当局者は、発射施設を外国メディアに公開するなど、打ち上げが透明性をもって行われていることを強調した上で、「今回のものより、大型のロケットの開発が始まる」と述べた。今後もミサイル開発を続ける姿勢を示した形だ。