ＥＵ（ヨーロッパ連合）は２３日、ルクセンブルクで外相会議を開き、民主化を進めるミャンマーに対して、武器の禁輸を除く経済制裁を向こう１年間停止することを決めた。

　ＥＵ外相会議では、民主化運動の指導者、アウン・サン・スー・チーさんが国会議員に当選したことなど、ミャンマーの民主化に取り組む姿勢を評価した。その上で政府関係者の渡航禁止や政府系企業の資産凍結など、武器の禁輸を除く全ての制裁を向こう１年間停止することを決めた。

　ＥＵとしては貿易や投資を可能にすることで、ミャンマー市場でビジネスチャンスを得る狙いがあるものとみられる。