アメリカ議会下院 新議長に共和党のジョンソン議員
議長不在の状況が続いていたアメリカの議会下院は25日、多数派の野党・共和党からジョンソン議員を新議長に選出し、3週にわたる混乱はようやく収束しました。
25日に行われた下院議長選挙では、多数派を占める野党・共和党のジョンソン議員が投票で過半数を獲得し、下院議長に選出されました。
ジョンソン議員はトランプ前大統領を支持する議員のひとりで、2020年の大統領選挙でトランプ氏が敗北を覆そうとした際にも協力したと指摘されています。
下院では共和党内の対立でマッカーシー前議長が解任されて以降、後任の議長候補を一本化できず、議長選での選出失敗や、選ばれた候補が撤退する事態が続いていました。
ジョンソン新議長は、バイデン政権によるイスラエル・ウクライナ支援の巨額の予算要求や、来月17日に迫ったつなぎ予算の失効に向けた対応を迫られますが、これまで議会指導部の経験がなく、アメリカメディアは「過去140年で最も経験の浅い議長になる」と指摘しています。