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パラリンピック聖火、ロンドンに移される

2012年8月25日 8:50

 29日に開幕するロンドンパラリンピックを前に、聖火が24日、市内に運び込まれた。パラリンピック発祥の地での開催に市民の期待も高まっている。

 22日にイギリスの湖水地方で採火された聖火が24日、ロンドン中心部のトラファルガー広場で、特設の聖火台に移された。点火したのは、事故で胸から下がマヒしながらも特殊な補助器具を身につけ、今年のロンドンマラソンを16日間かけて完走した女性だった。

 パラリンピックは、48年にロンドン郊外の病院で行われた車いすアーチェリー大会が起源とされている。市民の関心も高く、一般販売されるチケット250万枚のうち230万枚がすでに売れている。

 開幕前日から開会式までは24時間にわたる聖火リレーも予定され、オリンピック同様の盛り上がりが期待されている。