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ノルウェー連続テロ、被告に禁錮21年

2012年8月25日 9:24

 ノルウェーで去年、77人が死亡した連続テロ事件の裁判で、裁判所は24日、被告に対し、禁錮21年の判決を言い渡した。

 この事件は、去年7月、ノルウェーの首都・オスロで、アンネシュ・ブレイビク被告(33)が政府庁舎前で爆弾を爆破させた上、政党の集会で銃を乱射し、計77人が死亡したもの。

 公判ではブレイビク被告の責任能力が争われていたが、オスロの裁判所は24日、責任能力を認め、ノルウェーでの最高刑にあたる禁錮21年の判決を言い渡した。禁錮刑が終わった後も、ブレイビク被告の社会復帰が危険とみなされれば、刑期を無期限に延長することが可能となる。

 「ノルウェーとヨーロッパをイスラム化から守るために必要だった」などと犯行を正当化してきたブレイビク被告は、時折、笑みを浮かべながら判決を聞いていた。