日本車の男性襲撃、容疑者の身柄拘束 中国
中国で起きた反日デモで日本車に乗っていた中国人男性が襲われ、重傷を負った事件で、容疑者の男1人が2日、身柄を拘束された。
先月15日、中国・陝西省西安で起きた反日デモでは、日本車を運転していて、偶然、デモ隊に遭遇した男性が、デモの参加者十数人に襲われて金属で頭を殴られ、頭蓋骨陥没の重傷を負った。男性は事件前、自分の車を壊さないようデモ隊に呼びかけていたところを家族の目の前で襲われ、右半身まひに陥り、中国国内でも「いき過ぎた行為だ」などと批判が高まっていた。
警察は、容疑者の画像を公開して情報提供を呼びかけていたが、地元メディアによると、隣の河南省で2日、男1人の身柄を確保したと発表した。名前や年齢などは明らかにされていない。