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デンマーク銃撃 “容疑者”射殺を発表

2015年2月16日 1:07

 デンマークの首都・コペンハーゲンで、7人が死傷した2件の銃撃事件をめぐり、警察は15日、容疑者とみられる男を射殺したと発表した。

 警察によると14日午後、コペンハーゲンで開かれた表現の自由をめぐる集会の会場の外で、何者かが銃を乱射し、男性1人が死亡、3人がケガをした。その約9時間後には近くのユダヤ教の礼拝所付近でも何者かが銃を発砲。1人が頭を撃たれ死亡し、警察官2人がケガをした。

 警察が、目撃情報などを受け1件目の現場近くに張り込んだところ、15日早朝に不審な男が現れ、声をかけると発砲されたため射殺したという。

 警察「(射殺された男が)シリアやイラクへ渡航歴があったかは分からない」

 警察は、2つの銃撃事件はこの男による単独犯行とみているが、1件目の集会には、先月のフランスの新聞社襲撃事件で犯行声明を出したイスラム過激派組織から殺害予告を受けた漫画家が出席しており、背後関係など慎重に捜査を進めている。